ウン ベシート 多摩永山

aestiva2010-12-05

ウン ベシートは京王・小田急 永山駅から徒歩数分の距離にあり、駅に近いにもかかわらず静かな住宅街の中にある素敵なスペイン料理店です。スペイン料理といえば私はパエリアが真っ先に思い浮かびます。スペインは他民族国家でいくつかの地方に分かれていますが、共通するのが新鮮な魚介類を使ったもののようです。
イベリコ豚の生ハムは口の中で上質な甘さの油がとろけ、ほどよい塩加減が広がります。ビールにもワインにもシェリー酒も進む前菜です。
しこいわしのエスカペーチェはスペイン風の南蛮漬です。遠く離れた国にも日本と同じような食べ物があると不思議に感じます。ひょっとすると南蛮漬の南蛮はスペイン料理からのヒントかもしれませんが・・・。
天使の海老にんにくオリーブオイル焼きはそのままの名称なのですが、店員さん曰く、殻が柔らかくそのままいただけますとのことでした。そのとおり柔らかく、頭からいただきました。つけあわせの濃厚なクリームベースのソースというかマヨネーズをつけてもおいしくいただけました。
サルスエラは魚介類を煮込んだブイヤベースです。えび、いか、貝類、白身魚などから濃厚なうまみがこれでもかというほど出ており、たまらない味で身体も温まりました。松の実がポイントです。
サーモンと白身魚のパイ包みは、鮭とキャベツを丁寧にパイで包んで焼いたものに、アーモンドとクリームベースの濃厚なソースをかけたものです。このソースが今まで味わったことがないほどの美味でした。フランス料理に近いものだと思います。
そして、魚介いっぱいサフラン風味パエジャです。パエジャといえばこのようなものと絵に描いたような想像通りのものでした。味はごはんの柔らかさ、魚介のうまみなどで想像以上のものでした。食べている途中にフライパンにこびりついたおいしいこげをとってきてくれるので、最後までおいしくいただけます。
素敵なスペシャルデザートが誕生パーティを彩ってくれました。
私はスペインの植民地であったペルー料理を先に食べたのですが、スペインから引き継いでいるところあり、ペルー独特のものありと食文化の奥深さもわかった一日でした。


UN BESiTO 〜ウン ベシート〜
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ペルー料理1
ペルー料理2
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ペルー料理4
ペルー料理5
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ペルー料理7
ペルー料理8
ペルー料理9
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