日向食堂 新宿三丁目

aestiva2008-08-10

新宿二丁目の交差点にとてもオープンなアジアの日本の屋台がありました。串揚と宮崎の郷土料理が自慢の居酒屋でした。とても開放的な雰囲気で、立ち飲みとはいいつつも歩道にテーブルと椅子を用意してありました。立ち飲みというとおやじ専門のような雰囲気ですが、この日向食堂は男性と女性の割合が半々でした。もっとも、新宿二丁目交差点という場所柄、その割合は若干変化するかもしれませんがね。しかしながら、予約席ができるほどの人気でしたが、たまたま空いていたので並ぶことなく座ることが出来ました。
ねぎ塩ダレの冷や奴は普段食べているしょうゆをかけるものと違って、柚子こしょうに塩をまぶしてあるもので食べます。若干、ごま油が垂らしてあって、その香りが非常によいアクセントとなっていました。
宮崎と言えば地鶏です。その地鶏を焼いた地鶏焼きはほどよい硬さと、噛むほどに鶏の味が染み出るつまみには最高のものでした。そのまま食べても美味。一緒についてくるマヨネーズのようなものをつけてもよし。そして、テーブルに置いてある、カレー塩、山椒塩などをかけてもまたおいしかったです。
そして、宮崎を代表する郷土料理といえばチキン南蛮です。地鶏焼きは本場で食べたことがあるのですが、チキン南蛮は本場で食べたことはなく、新宿のアンテナショップで食べただけです。チキン南蛮は下味をつけた鶏を油で揚げたものを甘酢ベースのタレに漬けます。その上にタルタルソースをかけたものです。和洋のコラボレーション料理で、鶏のうまさを味わうことが出来る料理のうちのひとつだと思います。日向食堂のメニューにチキン南蛮がありましたが、あらかじめ「時間を少々いただきます」と書いてありました。時間はかかりましたが、カリッカリの衣にほどよく甘酸っぱいタレがかかっており、まろやかなタルタルソースがかかったそのすべてを口に入れると、なんとも言えないハーモニーが口に広がりました。さすが、宮崎の郷土料理をウリにしているだけあって、鶏のうまさを生かしたものでした。
もちろん串揚げも食べました。この串揚げにはほとんどが味がついており、お好みでソースや塩をかけて食べてくださいとのことでしたが、十分においしい下味がついておりその必要はありませんでした。ところで、串カツと串揚げの違いってなんでしょう?ご存じの方はメッセージお待ちしております。
日向食堂には宮崎を中心としたおいしい焼酎、サワー、梅酒、ホッピー、そしてヱビスビールの生も揃っていました。都会の交差点の横でこんなにおいしい食べ物、飲み物が楽しめるというのは、まさに都会のオアシスのような、そんな気がしました。これが老若男女にうけるのだと思いました。
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