陳麻家 五反田

aestiva2010-06-09

じめじめした季節になり、徐々に暑い時期になると辛いものが食べたくなります。辛いものといえば、韓国料理、タイ料理などアジアの料理が思い浮かびますが、中華料理にも辛いメニューがあります。陳麻家は数年前から都内だけでなく、その美味さから全国に広がっていった陳麻飯と坦々麺のお店です。どちらも美味しいのでどちらを食べるか迷ってしまいますが、ランチメニューではどちらかをハーフにするセットがあり、どちらも食べることができました。
陳麻飯とは麻婆豆腐ご飯です。
陳麻家の麻婆豆腐は日本人の味覚にあうように作られた甘みそベースものではありません。何とも表現が難しいのですが、しゃきっとした辛さなのです。激辛とも違います。口に入れたときにマイルドなうまみを感じたあと、すぐに辛さとさわやかさが広がります。そして、後でぴりりとする辛さになります。じわりと汗をかきながらも、どんどん行ける旨辛マーボーです。この辛さは唐辛子だけではなく、中国の山椒を使っている辛さです。日本でうなぎ用に使う山椒は主に香りを楽しむものですが、中国・四川省の山椒はさわやかさ、香り、辛さを持ち合わせており、強烈に自己主張する香辛料なのです。
坦々麺はごまの香りと風味が抜群で、甘辛く味付けした挽き肉に絡めて麺をすすります。こちらも、風味と香りの後に辛さがやってきます。
お店のツートップである陳麻飯と坦々麺の両方を食べることができ、毛穴が開いて汗だくになりましたが、とても満足することができました。


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旨辛至福研究飯店 陳麻家