ソウルボッサム 唐木田

aestiva2010-08-27

暑い日が続くとバテ気味になるため、スタミナのつくものを食べなければなりません。韓国料理は辛いだけでなく、唐辛子やニンニクや肉を使った料理が多いため、スタミナ料理が多いといわれています。ソウルボッサムは日本人の旦那さんと韓国人のオモニが切り盛りする韓国家庭料理のお店です。そして、しっかりしたかわいらしいお子さんたちは働き者で、食べ物や飲み物を出してくれます。店の名前でもあるボッサムは茹でた豚肉をキムチで包んで食べます。余分な脂がないためさっぱりと食べられます。今回はボッサムは食べず、サムギョプサル、ブルコギを食べました。サムギョプサルは私が好きな韓国料理のうちのひとつです。以前、新大久保のカントンの思い出で紹介しました。
豚肉を石で焼きます。脂をとるために適度に偏った石板の上で肉がカリカリになるまで焼いて、その肉と一緒に焼いたニンニク、キムチ、もやしなどと一緒にサンチュに包んで食べます。豚の脂が野菜やキムチをすり抜けてから流れます。豚肉を焼いたキムチと唐辛子ベースの香辛料、塩漬けのごま油をつけてサンチュに包んで食べます。豚肉の上品な甘さ、キムチの酸味や辛味などいろいろな味がしてスタミナばっちりです。
プルコギは名前は聞いたことがあり、味も甘いことはわかっていたのですが、食べたことがありませんでした。
たくさんの野菜と牛肉を煮て焼きます。真ん中がドーム状に盛り上がった鉄板を使って焼き、その周りを囲むヘリには薄いだし汁があり、それを付けて煮ます。ジンギスカンを焼くときに使う鉄板によく似ています。焼肉とはまた違ったもので、ごはんが欲しくなるような食欲がわいてくる甘みとコクのある味でした。カテゴリでは鍋に分類されていました。
こちらは冷麺です。冷麺は朝鮮半島でいえばどちらかというと現在の北朝鮮の料理で、平壌冷麺が有名です。コシのある麺に牛骨でとったスープなのですが、スープは工夫されていました。なんとシャーベット状になっていて、最後まで冷たいままで食べられるのです。
現在、ソウル、釜山、上海、北京へは気軽に行くことができます。早く平和になって、平壌へも気軽に行って冷麺や、まだ誰も知らない朝鮮料理を気軽に食べる日が来ることを願っています。価格も良心的な韓国料理は、まるで新大久保やソウルにいるかのようなお得感と満足感を感じます。


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