真のユビキタス環境へ iPod touchとUQ WiMAXを持ち歩く

aestiva2010-04-06

iPod touchを愛用していますが、外出したときにはどうしても通信環境にないため、あらかじめとりこんでおいたデータを閲覧することだけに特化した利用に限られていました。iPhoneを持っていればこのような悩みはないのでしょうが、常に通信環境にしてデータを送受信するための画期的なものを見つけました。それはUQ WiMAXです。
UQ WiMAXの中でもURoad-5000とMW-U2510のセットはとても画期的なもので、ユビキタス環境がついにここまで来たかという印象を受けました。ところが、ネットワークのことをある程度理解しているユーザ向けなのか、それとも宣伝が上手ではないのか、初心者にはなかなか理解し難いものがあるのではないかと思います。図を使ってできるだけわかりやすく説明できたらと思います。
まず、UQ WiMAXとは高速モバイル通信を実現した新しい通信網です。理論上、下り最高40MBps、上り最高10MBpsの通信速度をうたっています。2.5GHz帯周波数を使用した国際基準であるIEEE802.16eに準拠しています。
写真の赤い線から左は上からそれぞれ、ノートPC、PSPiPod touch (iPhone)です。これらは無線LANに接続可能なインタフェースを持っているので、まず、Wi-FiモバイルルーターであるにURoad-5000接続します。赤い線から右はWi-Fiモバイルルーター (URoad-5000)のUSBインタフェースに挿さっているWiMAXデータ通信カード (MW-U2510)で、これがUQ WiMax網つまりインターネットに接続します。
URoad-5000は無線LANルーターとして機能しているものです。これ単品ではあくまで無線LANとしてのルーターなので、UQ WiMAX網にアクセスするためUSBポートにMW-U2510を挿すことによって初めてインターネットに接続することが出来ます。URoad-5000には最大5台同時にアクセスできるようです。MW-U2510の仕様値は下り最高40MBps、上り最高10MBpsの通信速度でインターネットに接続できます。URoad-5000には無線LANに対応したPCのほか、iPod touchiPhonePSPPS3nintendo DSiWiiが接続できるようです。nintendo DSDS liteは接続できないようです。MW-U2510は前述のようにUSBになっており、PCに挿せばURoad-5000を経由することなくそのまま直接UQ WiMAX網に接続してインターネットを楽しめます。
エリアについて、現在人口占有率が76%とのことでまだ接続できない地域も多いのですが、大都市圏では問題なく使えそうです。移動中の使用について、電車や車で確認してみたいと思います。後日レビューを行いますので期待していてください。現状では国際ローミングはできないようですが、国際標準の通信方式を利用しているため、将来的にはローミングも可能になるでしょう。
米国内の主要都市では利用が可能になったようですが、WiMAXを搭載したPCのみで、ルーターは対応していないようです。 (2010/9/1追記)URoad-7000
UQ WiMAXのおかげでiPod touchやPCを持って外出することがますます楽しくなりそうです。


UQ WiMAX
Bic WiMAX Service