甲府鳥もつ煮 奥藤本店 甲府国母

aestiva2010-10-08

鳥もつ煮は甲府周辺のそば屋で長年親しまれてきた味ですが、先月行われたB級グルメの祭典であるB-1グランプリで初出場ながらゴールドグランプリに輝きました。早速発祥の店である奥藤本店に行ってきました。
注文したのは鳥もつ煮セットです。お蕎麦に鳥もつ煮、白いご飯、冷奴、お新香がついたものです。
本来は捨てられていた鳥の内臓の部位をしょう油と砂糖で甘辛く煮た物です。レバー、ハツ、砂肝、玉道が入っています。
一口食べてみると味付けは甘いのですがクセがなく臭みもなく柔らかいものでした。白いご飯でもビールでも焼酎でも日本酒でもあう万能な味でした。この時は昼食時でしたので、白いご飯をおかわりしたいと思うほどの美味さでした。玉道(たまみち)はきんかんとも呼ばれ鶏の輸卵管で雌にしかありません。これが卵の黄身とはまた違うもので、コクも歯ごたえもあるものでした。しょう油と砂糖だけというシンプルな味付け、新鮮な鳥の内臓を一気に煮詰めてうま味を閉じ込める、そして、ご飯にも酒にもあうといったものが万人に受けて国民的食の祭典になりつつあるB-1グランプリで評価された結果なのでしょう。素朴ながら新しいおいしさでした。食べた誰もが自然と笑顔になる味だと思います。B-1グランプリのゴールドグランプリ受賞から1ヶ月たたないにも関わらず食べることができて幸せに感じました。古くからある新しい山梨の味をまた知りました。奥藤本店にあったパンフレットをスキャンしました。興味があれば参照してみてください。


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奥藤本店
B-1グランプリ