蕎家 佳(きょうや よし) 多摩センター

なすのくわ焼き
なすの上に薄く切った鴨をのせて焼いて、白髪ねぎをのせたものです。書くと単純なものかもしれませんが、非常に手の込んだものでやわらかいなすと濃厚な鴨によくあうタレが印象的でした。

おでん
はんぺんといわしのつみれです。残念ながら大根が売り切れていました。はんぺんはとろとろになる直前のもので、少しだけついているみそがよくあいました。いわしのつみれはよくすってあって、骨は感じられませんでした。そして、いわしのおいしさもちゃんと残っていました。

トマトおでん


そしてこちらはトマトおでんです。トマトという食材はどうしても洋食にしかあわないといった感じがしますが、職人の手にかかれば和食になるのです。皮を剥いたトマトを和のだしで味付けしたものです。トマトの酸味とだしが意外にもよくあうのです。これは新しい発見でした。

そばがき
そばがきとはそば粉に熱湯をかけてまぜたものです。これは韃靼蕎麦のそばがきです。普通のそばより血液サラサラ効果のあるルチンが多く含まれているものです。薬膳なので苦いですよと言われましたがそのとおり苦く、体によさそうなものでした。

旬の野菜天ぷら
なす、ゴーヤー、大葉、あしたばなどの夏野菜の天ぷらです。

せいろ
そしてシメにはこのせいろです。ぷりぷりしてのどごしがよく、つるつると胃袋におさまりました。

どれもとても品があり、だしがよくきいていてこれぞ和食といった感じがしました。そば屋の酒の肴を侮るなかれとはまさにこのお店のことをいうのだと思いました。私にとっての隠れ家です。

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