喜楽園 長崎

aestiva2011-07-19

長崎市新地町は長崎中華街がある街として知られており、小さな街には多くの観光客が長崎ちゃんぽん、長崎皿うどん卓袱料理、角煮饅頭などを目当てに訪れます。中華街から路地を一つ外れたところに今回訪れた喜楽園があります。
街の中華屋さんといった印象がぴったりで、のんびりと営業しています。メニューはちゃんぽんと皿うどんがメインで、他には卵スープと飲み物だけです。さほど混んでいなかったのですが、30分ほどかかるとのことです。特に急いではいないので気長に待つことにしました。せっかちな人には向いていない店かもしれません。
そんなのんびりとした店の看板メニューは何と行ってもちゃんぽん皿うどんです。複数人で行けばシェアできます。ちゃんぽんは野菜、魚介、肉と具が麺が見えないほどたっぷりで、具材のエキスがスープに出ており、太めの麺に絡んで旨みとなります。全く業務的なところがなく、家庭的なやさしい味でした。
皿うどんの麺は具が入ったあんがかかっているため、時間が経つと麺が柔らかくなってしまうものです。しかしながらこの店の麺は最期までパリパリのままなのです。とろりとしたあんは、まろやかな甘みがあって次から次へと食べたくなる味です。
四海楼、江山楼とツートップの有名店もよいのですが、地元の人に愛される喜楽園もたまらない味でした。次回長崎を訪れたときも真剣に悩んでしまうでしょう。


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