吉田のうどん はなや

山梨の麺料理といえば真っ先に思い浮かぶのはほうとうですが、富士山麓の富士吉田市では吉田のうどんと呼ばれるおいしいうどん文化が根付いています。はなやは4代も続いている手打ちうどん店です。どうやら、富士吉田で一番古いお店のようで、明治25年ころに開店したとのことです。広い古民家で、お店ではなくまるで田舎のおじいちゃん、おばあちゃんの家でごちそうになるような感じがしました。
湯もりは釜揚げうどんです。かつおぶしがのっており、薄味で下味がついた温かいうどんです。味が薄ければしょうゆや特製の辛し味噌で味を整えて食べます。そのままでも十分においしいのですが、味を変えるためにしょうゆや辛し味噌を使ってもおいしくいただけました。
ざるは麺もだし汁も冷たい付け麺スタイルで食べるのですが、麺は輝くほど白さとつや、そしてコシの強さが際だっていました。歯ごたえがよくのどごしがよく、4月にもかかわらず暑い日だったのですが、ぴったりな選択をしたと思いました。
今回は吉田で一番の老舗を訪れましたが、新しいお店もいろいろなアイデアを絞っておいしいうどんを食べさせてくれるようで、まだまだ知らない名店がありそうです。
吉田のうどん
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