日本料理 さ蔵

aestiva2008-12-17

町田街道沿いにある高級日本料理店のさ蔵に連れて行ってもらいました。一年に一度行けたらいいと思うほどでした。味、雰囲気、接客とどれをとっても最高でした。扉をくぐると金屏風に虎が描かれた絵と、豪華な花が飾ってありました。中庭にも凝っていて、ここは喫煙所になっているようです。
着物姿の上品な女性に案内された個室で、まず最初にでてきたのが先附の「熱々蟹若布豆腐」です。量は少ないのですがカニと和のだしの味がとてもよく、これから和食ワールドが始まる味にふさわしいものでした。そして次に出てきたのが前菜の「床伏柔らか煮 筋子西京漬け 公魚唐揚げ」です。特に筋子西京漬けは日本酒の肴に持ってこいの味でした。
椀物として「蕪のコンソメスープ」が出されました。金箔が散らしてあるのがわかりますか?コンソメといいつつも、和の味をしっかりと守ったものでした。
御造りは「海老と北海の地魚盛り合わせ」です。氷の上にのった魚は新鮮そのもので、どれもおいしくいただくことができました。あんきも、ふぐ、大トロ、牡丹海老などどれもとろけるおいしさでした。
中皿として、「さ蔵特選和牛サーロインステーキおろしソース 野菜」と「鮑と大根のステーキ バターソース」のどちらかを選ぶことが出来ました。二人で行ったので、一つずつ選びました。ステーキは一見洋風なのですが、味付けがきのこやしょう油を使った和のさっぱりした味付けだったので、質の良いこってりしたやわらかい牛肉でもすんなり味わい深くいただけました。
鮑と大根のステーキ バターソースはコリコリで磯の香り高いアワビと大根がバターとしょう油で味付けされており、これもまた絶品でした。台物という聞き慣れない言葉で「冬鴨ハリハリ鍋」が出てきました。生でもいただけるほど新鮮で、あまり火を通さない方がよいとのことなので、注意深く火をみていました。
軽く火が通ったところで口に入れたところ、ほどよくやわらかい鴨肉が口の中に広がりました。また、この鍋のだしも飲み干してしまうほどのおいしさでした。酢の物として「鱈白子柚子釜」が出てきました。白子の濃厚な味とゆずのさっぱり味がよくあっていました。油物として「天ぷら」がでてきました。ここまで来るともうお腹いっぱいなのですが、上品に揚げた天ぷらはどんどんいけました。
食事・留め椀として、「けんちん蕎麦」または「ご飯」、「赤出し」を選ぶことが出来ました。最後にデザートとして、「季節のデザート」が出されました。メロン、いちじく、ケーキなど少しずつ出てきました。その中で黒豆を使ったタルトがとてもおいしく感じました。
日頃できない贅沢を感じることが出来ました。法事、七五三だけではなく、記念日などにも使いたいお店です。実際、今回は私の誕生日に連れて行ってもらいました。最高のバースデーパーティでした。
日本料理 さ蔵
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