本場タイ料理3

豚肉のクィッテイオはカンボジアでも米の麺のことをいうのですが、タイでも同じようですね。太い平打ちの麺はきしめんほどの薄さと太さでした。肉も野菜もたっぷり入った汁が多い炒めものです。この汁が絶品で、これだけでもごはんが食べられるのがタイ料理とカンボジア料理、そして日本料理にも共通するところです。まさに、先人から受け継いだ長年の米食文化が育んだものなのだと思います。クイティオとも言うようですが、外来語をカタカナにするのはなかなか難しいものです。

車えびの塩焼きは、名前そのままのものです。店先で氷の上に並んだ新鮮で豊富な魚介類の中から選ぶのです。ロブスターや車えび(タイガープロウン)などの高級なものは100g単位で金額が決められており、調理方法も豊富に選ぶことが出来ます。よって、素材の味を生かした塩焼きにしました。プーケット島はタイの中でも新鮮な魚介類が有名なようで、この旅ではえびをたらふく食べました。ライム汁を搾ったものもよかったです。

牛肉のバジル炒めは私が一番気に入っているタイ料理で、レシピを調べて調味料を買って作ってしまうほど気に入っているものです。バジル炒めは鶏肉、豚肉、海老といろいろな種類を選べますが、今回は牛肉を食べてみました。お気に入りのごはんが進む絶妙の味に牛肉ならではのおいしい風味がマッチしていました。暗いところだったので写真がピンボケです。

タイは仏教国で食肉に対しての制限がないため、いろいろなものが不自由なく食べることが出来てよかったです。ヒンドゥー教では牛だけでなく、宗派によってベジタリアンの人がいますし、イスラム教では豚肉のほか、祈りを捧げたものしか食べられないなど制限が多いので、何でも食べる中国人や日本人にはつらいと思います。実際、お隣マレーシアはイスラム教が多い国で、タクシーで中国系移民が経営する豚肉料理の店に行ってくれと頼んだら嫌がられました。