ZARD 坂井泉水さんを偲ぶ会 / HOLD ME

今年一番ショックだった出来事がZARDの坂井泉水さんが急死したことです。学生時代からずっとファンで、「坂井泉水さんを偲ぶ会」にも出席して献花をしてきました。そんなZARDのアルバムの中で一番好きなものを紹介します。

HOLD ME

説明では1993となっていますが、1992.9.2にリリースされたZARDの3rdアルバムです。1st,2ndとシングルについてはZARDとしての方向性が決まっていたにもかかわらず、アルバム全体の出来は坂井泉水さんの考えとは若干ずれたものだったように思います。歌詞は女性らしく、曲は激しくというスタイルだったのが、このアルバムからは曲がポップ調になったように思います。私はデビュー時からZARDを注目していた。坂井泉水さんは私にとってアイドルであり、外見、曲、歌詞と三拍子揃っていました。このアルバムが出たときそれをさらに強く感じました。
当時は、CDからカセットに録音して通学時にはウォークマンでテープが擦り切れるほど聞きました。もしかしたら、500回以上聞いているかもしれません。

1. 眠れない夜を抱いて

この曲はシングルとしても発売されました。

この後に「IN MY ARMS TONIGHT」 - 「負けないで」と発売され大ブレークしたのです。

その足がかりとなった曲です。
2. 誰かが待ってる

「一番大切なやさしさをあげる」、「微笑む私を誰かが待ってる」のところが好きです。

これを自分におきかえ「仏頂面な私を誰かが待ってる」と都合良く思っています。

アルバム中では時の流れをゆっくりと感じることができる素敵な曲だと思います。
3. サヨナラ言えなくて

2,3曲目のノスタルジックなところが好きです。

別れても忘れられない人を心の中で引きずっている切なさがよいです。
4. あの微笑みを忘れないで

この曲と次の曲はアップテンポで元気な曲です。

シングルカットされてもよいほど激励曲だと思います。

もしかしたら、この曲を足がかりに「負けないで」ができたのかもしれませんね。
5. 好きなように踊りたいの

本当は付き合っている彼が好きなのに、相手にされず浮気の疑いをかけつつ、

でもやっぱり彼が好きという元気な女の子を歌っているそんな歌です。

この曲はかわいい！
6. Dangerous Tonight

テープに録音したときはA面のラストを飾るアップテンポなナンバーです。

前2曲と違って、うまくいっていない恋人同士を歌っています。
7. こんなに愛しても

いくら愛してもどうしても会いたくて不安になってしまう乙女心を歌った切ない歌です。

そして、彼が浮気をしてもどうしても彼のことが好きで許してしまう。

できればこんな不安な思いはしたくもないし、させたくないものです。
8. Why Don't You Leave Me Alone

直訳すると「なぜ私を一人にして去ってしまうの？」

と寂しくて寂しくて仕方がない女心でしょうか？

まさにアルバムのタイトルHOLD MEを歌ったものです。
9. 愛は眠ってる

この曲は別れた直後の歌です。

でもどうしても未練がある・・・そんな歌だと感じました。
10. 遠い日のNostalgia

ただ一回、彼とは違う誰か他の男性と出かけてしまい、

それを彼に言えずバレて別れたという「若いなぁ」と感じる歌なのですが、

その課程の思い出を歌う表現が好きです。
11. So Together

もう少し歌詞を考えればとてもすばらしいウェディングソングになったと思います。

でも、メロディラインが美しく好きな曲です。

どのような想いで作ったかはもう泉水さんに聞くことができません。しかし、ZARDの歌声はいつでも心の中、胸の中にいます。どうか安らかにお眠りください。