ちゃんこ巴潟 両国

両国は両国国技館がある大相撲のお膝元。街には相撲に関するモニュメントが多数あります。ここが秋葉原からたった二駅とは思えないほど町並みが違います。そんな男らしい街・両国にはお相撲さんが食べるちゃんこ屋が多数あります。ちゃんこといえばちゃんこ鍋を連想して鍋だけと思いますが、ちゃんこというのはお相撲さんの料理全般を指し、必ずしも鍋だけのことではないようです。数ある両国のちゃんこ屋の中で今まで行きたかった評判のちゃんこ屋が巴潟です。最初にお会計のときに渡す札をもらうのですが、名横綱・柏戸の札をもらいました。現役時代は知りませんが、同じく大横綱・大鵬のライバルです。ちょっとうれしい気分になりました。
まずはつきだしが来ました。豪快なものを想像していたのでこのような繊細なものが来るのには驚きました。白魚のポン酢あえ、揚げた栗、白身魚を固めたものです。
こちらは貝の刺身盛り合わせです。こりこりと磯の香りがたまりません。
あんこう肝ポン酢は日本酒にも焼酎にもぴったりな冬が旬の味です。
豪快な黒毛和牛網焼きです。限定品です。分厚くボリュームがあって肉汁が滴るうまさです。味もよく、お得な一品でした。
巴潟では4種類のちゃんこがあり、太刀山ちゃんこは醤油味、国見山ちゃんこは塩味、矢筈山ちゃんこは水炊き、巴潟ちゃんこは味噌味です。初めての来店なので店の名前を冠にした巴潟ちゃんこにしました。味噌味のちゃんこにはいろいろなエキスが入ってほんのりとした甘さの後に旨味が広がります。ただの鍋とは違うものでした。鍋を食べる前にさんざん飲み食いしたのですが、不思議とたくさん食べてしまいました。しかしながらさすがに〆までにはたどり着けませんでした。
お相撲さんのためのちゃんこは味も非常によく、まさに割烹でした。東京観光におすすめしたいお店です。
ちゃんこ巴潟
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