三沢光晴選手について

プロレス界にとっての至宝を突然失ってしまいました。受け身が世界一うまい三沢選手がなぜ?未だに信じられません。2代目タイガーマスクから超世代軍、四天王、三冠王、五冠王、全日本の社長就任、ノア旗揚げ、初代GHC王者と駆け抜けていきました。タイガーマスク時代には小林邦昭やダイナマイト・キッドと戦い、天龍源一郎など当時の全日本プロレスの主力が大量離脱したときには完全無欠のエースであったジャンボ鶴田に向かっていきました。鶴田が肝炎を患った後は全日本のエースとして川田利明田上明、小橋健太と四天王を形成して、さらに強力な外国人スタン・ハンセン、テリー・ゴーディ、スティーブ・ウイリアムス、ベイダーと激しい試合をしていました。ジャイアント馬場が死亡後は全日本プロレスの社長として君臨しました。その後、選手たちの地位向上、自由などを求めてプロレスリング・ノアを旗揚げして、見事初代GHCヘビー級チャンピオンとなりました。夢の対決だった蝶野正洋橋本真也武藤敬司といった新日本プロレス闘魂三銃士ともタッグですが戦いました。永田裕志小川直也小島聡鈴木みのるといった選手たちとも手を合わせました。東京ドーム大会ではもう実現不可能と思われた川田利明とも対戦しました。
近年は多忙な社長業からか、年齢からか以前のような逆三角形の鎧をまとったような肉体をみることができませんでしたが、それでも代名詞のエルボーの威力は衰えず増していたように感じました。長年蓄積していた首が悲鳴をあげており、最悪な結果となってしまいました。決して斎藤彰俊のバックドロップだけが死に追いやったわけではありません。ですから、斎藤選手を誹謗中傷するようなことは止めましょう。天国の三沢さんもそれは望んでいないでしょう。それよりも三沢さんの精神力を私も受け継ぎたいと思います。また、今後このような悲しい事故のないような対策も必要です。見事GHCヘビー級ベルトを獲った潮崎豪を中心にがんばってくれると信じています。私はこれからも方舟を応援していきたいと思います。当ブログEmerald Sceneのエメラルドは三沢さんのカラーであるエメラルドグリーンと私が好きな色からとった名前です。心からご冥福をお祈りいたします。
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