越中膳所 海の神山の神 富山

aestiva2009-05-12

富山といえば白えび、ホタルイカが真っ先に思い浮かびます。そして立山連峰からの良質な雪解け水からできる日本酒も楽しみの一つです。そんなおいしさを堪能できるのがこのお店海の神山の神です。富山のおいしいグルメを満喫しました。
白えび・ホタルイカ真鯛のお造り
白えび(シロエビといったりシラエビとも言うようです)は世界中でもほとんどが富山湾でしか採れないそうです。今まではおみやげにもらったせんべいしか食べたことがありませんでした。そのときもおいしいと思ったのですが、刺身で食べると小さいにもかかわらずぷりぷりとしていて甘みと旨みが口に広がりたまりませんでした。はるばる富山まで食べに行った甲斐がありました。ホタルイカは丁寧に体と足と肝とが分けられており、足はさっぱり味、頭は食感を楽しむことができ、肝は濃厚で日本酒にぴったりでした。厚めに切った真鯛は弾力があって新鮮そのものでした。
黒造り(黒作り)
イカの塩辛にイカスミを入れた珍味です。歯が真っ黒になるほどの黒さなのですが、ちびちび食べるとアミノ酸が多いからかうまみがでてきます。日本酒にあうおつまみです。
昆布で挟んだ地魚の焼きすり身
富山県は日本で一番一人あたりの昆布消費量が多い県らしく、おにぎりにも昆布が巻いてあり、刺身も昆布で締めたものが売っているほどです。これははんぺんのような魚のすり身を昆布で挟んで焼いたものです。創作料理なのか富山では一般的なものかはわかりませんが、居酒屋メニューとして満点でした。
白えびのかき揚
白えびはかき揚げにするとさくさくと香ばしくなり、刺身とはまた違ったよさがあります。甘さは失われず白えびの香りと美味さがさくさくした中に引き立ちました。
氷見うどん
細いうどんでうどんつゆに魚醤の「いしる」を使ったもののようです。温かいものと冷たいものとを選べましたが、冷たいものがおすすめとのことでした。喉ごしがよい細麺にほんのり魚の香りのつゆがして〆にはぴったりでした。
富山の味覚を一気に楽しむことができて、また店内も純和風ながらも新しいかっこよさがあり本当にいい店でした。今度訪れたときは氷見港の寒ブリを食べたいと思います。
越中膳所 海の神山の神
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