覆麺 神保町

aestiva2009-03-19

古本屋やスノーボード・スキー用品がたくさん売られている靖国通り沿いの神保町。その路地を一歩入ったところに不思議なラーメン屋があります。店の軒先には覆面が飾ってありました。どうやら菊タローのマスクのようですが、毎回違うようです。
覆麺はなんと店員が覆面を被り、店内のBGMにはアントニオ猪木のテーマである炎のファイターが流れているのです。そして、店に入ると「アンガーラ!」と声をかけられました。どうやらいらっしゃいませのようです。カウンターだけの店ですが、黒覆面と白覆面の大きな男がラーメンを作っていました。話し方もわざとなのか、本当なのかわからないような日本語のおぼつかなさが怪しげでおもしろかったです。お客さんのうちのひとりが「写真撮っていいですか?」と尋ねたら、「ドウゾ。オトモダチニモススメテアゲテクダサイネ」といったようなことを言っていました。
メニューにある「覆麺」はしょう油ラーメンです。他には油そばにあたる油覆麺がありました。また、研究熱心なお店のようで、たまに「覆麺デスマッチ」と称していろいろな食材を利用したラーメンを提供しているようです。
そんな不思議な魅力の覆麺ワールドにすっかり魅了されました。今回食べた覆麺はインパクトのある濃いしょう油味が印象的でとてもキレがある味でした。麺の縮れ具合が喉ごしよく吸い込まれていきました。
そして、スープを八分以上飲み干すと「黒帯」という紙をもらい、「ジカイツカッテクダサイネ」と言われました。次回は生玉子が無料で入るそうです。
楽しく、おいしく、ボリューム満載の不思議なお店覆麺にすっかりはまりました。次回は油覆麺を食べてみます。
Emerald Scene's MAPで場所を確認