笹子餅

山梨の銘菓は信玄餅や信玄桃だけではありません。笹子峠甲府盆地の入口で、甲州街道、中央道、中央本線と長いトンネルで結ばれています。甲州街道の旧道は今でも笹子峠を通ることができますが、かなりのくねくね道で昔は通行が大変だったのだと感じました。その笹子峠を抜けるために旅人の力となったのがこの笹子餅です。




もちとり粉がまぶしてある餅は緑色でよもぎの香りがします。柔らかい餅の中にはたっぷりのつぶあん。甘すぎず素朴な味わいがたまりません。お茶が飲みたくなりますし、一つ食べるともう一つ食べたくなって止まらなくなってしまいます。添加物が入っていない証拠に次の日には餅がやや固くなります。まさに家庭の手作り感覚の味で手を抜いていないことがわかります。



笹子餅を売っているみどりやの場所は、大月駅から10kmほど、大月ICから8kmほど甲府方面に行ったところです。また甲州街道沿いの笹子峠付近にも「峠の茶屋ささご」という店がありますが、夕方の早い時間に閉まってしまいます。
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