静岡おでん(しぞーかおでん)

なにかと噂になっている静岡のおでん。今回は静岡出身の方がいつも作っているおでんを作ってくれました。なお、静岡おでんを守るためにおでん会が存在してその味を守っているようです。


静岡おでん五箇条
・黒はんぺんが入っている
・黒いスープ(牛すじだし)である
・串に刺してある
・青のり・だし粉をかける
・駄菓子屋にある
今回食べたのはいわゆる家庭の味です。よって、串に刺してはありませんし、牛すじは入っていますが牛すじだしではありません。そして、駄菓子やではありません。青のりやだし粉はかけませんでしたが、手に入ったときにはかけて食べるとのことです。清水、焼津という国内屈指の漁港があるからか煮干しなどのだしのほか、こんぶでもだしがとってありました。日頃、おでんを食べるときにだしなど気にしたことはありませんでしたが、今回食べたおでんは具を口に入れた瞬間においしいだしを感じることができました。どの具材もたまらなくおいしくいただきました。
今回食べたものには当然のことながら黒はんぺんが入っていました。普通の白いはんぺんと違って食感が固いです。どうやら鰯や鯖などの青魚をすり潰したもののようです。おでんにあうのはもちろんなのですが、そのまま焼いてもおいしそうです。
今回静岡おでんを食べて、静岡の人のおでんに対するこだわりを感じることができました。街として文化を守ることはもちろんですが、家庭のおふくろの味としてもしっかり味を守っていくべき文化だと感じました。日頃当たり前のように食べている食べものが、他の地域からは不思議で特別な食べ物と感じるものが身近にあるかもしれませんね。
静岡おでんの会