茶屋森瀧 越後湯沢

雪国にうどんすきの名店があります。それは森瀧です。


ここはうどんすきがおいしいお店ですがそれだけではないのです。
うどんすき
写真を見てください。鍋にはところ狭しとたっぷりの野菜、魚介類、かに、きのこなどがこれでもかと入っています。写真は2人前でうどんを入れる前で火を通す前のものです。これで1人前たったの840円です。


火を通してちょっと食べてもこんな感じです。


冬にはカニが立派になります。


肝心な味なのですがとてもいい仕事をしていると思います。どの素材からもしっかりと出汁が出ていて、つゆがたまらなくおいしいのです。そしてこのつゆに雪國名物のかんずりを入れるとまた違う味になって美味です。かんずりとは、新潟名産の香辛料で唐辛子を雪国の雪の上にさらしてから、辛みを抑えたものをすりつぶして麹、塩、ゆずなどで熟成して作るもので、寒造里とも書くようです。とにかく鍋にあう香辛料です。はっきりいってこれだけでお腹がいっぱいです。しかしながら雪国の名物はこれだけではありません。

舞茸天ぷら
雪国といえば舞茸。舞茸といえば天ぷらです。舞茸は天ぷらが一番おいしく食べられる料理だと思っています。香り、味、歯ごたえともに最高です。

刺身盛り合わせ
越後湯沢は谷川岳を抜けた山に囲まれた土地なのですが、日本海から新鮮な幸が運ばれるようで刺身も新鮮そのものでした。貝類のほかエビやかんぱちも新鮮そのものでした。

カニ味噌豆腐
そして森瀧のメニューでうどんすきの次にうまいのがこの自家製カニ味噌豆腐です。カニ味噌と豆腐をまぜたそのままのものですが、森瀧の自家製カニみそ豆腐はカニみその量が多いのでとてもコクがあっておいしいのです。越後の地酒にとてもよくあいます。まさに酒の肴です。

鯛のお吸い物
そして最後にはもみあげまで真っ白なご主人が鯛が入ったお吸い物を持ってきてくれました。これはサービスなんですよ。きめ細かなダシの味がして最高のあがりとなりました。


まだこの時期の越後湯沢は当然雪国ではなく、暑いくらいでした。でも、なんで越後湯沢に行くか?それは越後湯沢に森瀧があるからです。これから日に日に寒くなり、やがて雪国になりスキーやスノーボードを楽しむことができます。雪山を楽しんだ後には森瀧でお腹いっぱいに、そして心も身体も温まることでしょう。土日祝日は必ず予約が必要でしょう。でも、予約はしないでください。私が行きますから。それほどおいしい森瀧でした。

茶屋森瀧
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