プロレスリング・ノア 東京ドーム大会DESTINY 2005 みどころ Part2

第5試合

GHCジュニアヘビー級選手権試合
(第9代選手権者)金丸義信 VS KENTA(挑戦者)


この試合からはタイトルマッチ及び重要なシングルマッチが盛りだくさんとなります。
その第一弾です。
巧くて、ズルくて、負けないJr.二冠王者 VS 成長著しい無骨なイケメンといったところでしょうか?
KENTAは過去2回GHC Jr.に挑戦していますが、戴冠はありません。
しかし、過去2回の挑戦とは意味合いが違います。
KENTAは丸藤正道とのコンビで、何とGHC Jr.タッグを9回も防衛したのです。
これはKENTAにとってすごい自信になっているはずです。
また、KENTA試練の7番勝負では、そのほとんどをヘビー級トップ選手と経験しました。
実際にもういつでもチャンピオンになってもよい実力もつけています。
説得力のあるフィニッシュ技も身につけています。
対する金丸義信は、ノアJr.の中で頭一つ抜け出しているエース格です。
試合運びは巧く、時には反則を使ってズルく、そして、ここぞというときに決める負けない戦いをします。
前王者である獣神サンダーライガーを破ったということで、ノア内だけでなくプロレス界のJr.のエース格と言っても過言はありません。
その2人の戦いですが、金丸はKENTAに負けたことはありません。
しかし、前述のようにKENTAは今までのKENTAではありません。
KENTAの初戴冠なるか、それとも金丸が最多防衛記録を更新するか見物です。

第6試合

GHCタッグ選手権試合
(第10代選手権者)鈴木みのる丸藤正道 VS 秋山準&橋誠(挑戦者)


この試合は、当初挑戦者として認められなかった橋誠がポイントです。
橋の話は後にします。
チャンピオンである鈴木と丸藤は、わざわざイギリスに行ってスコーピオダグ・ウイリアムスからベルトを奪ってきました。
このベルトを取りに行く前に日本で、「おもしろいことをするためにはベルトが必要だ」と鈴木が言っていました。
まだその「おもしろいこと」は何のことかわかりません。
下馬評では間違いなくチャンピオンの方が上です。
さて、この試合のポイントである橋の話をします。
橋はとても不器用なレスラーで、最近ヘビーに転向したばかりです。
未だに秋山の付け人を務めており、ヘマばかりしているそうです。
忘れ物は日常茶飯事で、車で秋山を引いてしまいそうになったこともあったそうです。
そんな橋は打たれ強さだったらノア内でNo.1かもしれません。
しかし、つい数日前、試合中に頭を切って大流血しました。
その傷が心配です。
先月、橋の父親に不幸がありなんとしても戴冠して、父の墓前にベルトを掲げるという目標があります。
すべての試合の展開は、橋次第で変わります。