もう見られない垂直落下DDT

プロレスラー「破壊王」こと橋本真也さんが本日午前に40歳という若さで急死しました。死因は、脳内出血とみられているようです。正直言って、私の好きなレスラーではありませんでしたがあまりにも早い死にとても残念な気持ちでいっぱいです。橋本選手は新日本プロレスに入門して武藤敬司蝶野正洋と共に闘魂三銃士と呼ばれ、若い頃から期待されてあっという間にトップに登り詰めたのでした。183cm135kgという立派な体を生かした重爆キックと呼ばれた蹴り、この体にもかかわらずパワーとスピードの両方を兼ね備えていました。IWGPチャンピオンのときは憎たらしいほどの強さでした。小川直也との対決で引退騒動があった後に新日本プロレスを辞めて、ZERO-ONEを立ち上げました。一時は、日本の団体で一、二を争う程外国人選手が充実していた時期もありました。プロレスリング・ノアとの交流戦では井上雅央の肩を三角締めで脱臼させてしまって、その後本人にはお呼びがかからなかったこともありました。また、長州力との確執も有名で一騎討ちを行いました。本人の肩のケガと同時期に、自ら立ち上げたZERO-ONEも経営不振になり潰してしまいました。所属選手の星川尚浩選手が試合中に頭部を強く打ちつけられ昏睡状態となり開頭手術を行ったこともありました。その星川選手に対して橋本選手は、「俺が一生面倒をみる」と男気のあることを言ったそうです。ハッスルでは、ハッスル・キングとしてキャプテン・ハッスル小川直也やハッスル・K川田利明などとハッスル軍を盛り上げていました。波瀾万丈のレスラー生活でした。もうそろそろ肩のケガが回復して試合が見られると思っていたのですが・・・。本当に残念です。まだまだ観たい試合がたくさんありました。一騎討ちでは、三沢、小橋、秋山、力皇、高山、etc...。ついに夢幻と終わってしまいました。
今頃天国で冬木弘道選手とタッグを組んでいることでしょう。
橋本選手のご冥福を心からお祈りいたします。