このくらい丈夫な方がいいと思いませんか?

113系

写真は、東海道本線113系と呼ばれる車両です。全国でみることのできる古い車両ですが、首都圏では唯一東海道本線に残っているだけです。最近は、アルミやステンレスで作られている車両が目立ちます。軽くて省エネであるとのことです。東海道本線ではこの113系が来年の1月に完全に姿を消してしまうそうです。確かに113系は登場した年が昭和37年で40年以上もたっており老朽化も激しいかもしれません。しかも、モーターがある車両ではモーターの音が大きく、会話もままならないほどです。重量がある分加速も遅く、エネルギーの消費も大きいかもしれません。しかし、尼崎の電車事故をみると車両の軽量化が必ずしもよいということは一概にも言えないと考えます。あのときの事故車両がもしこの113系だったら重量があるので魔のカーブで脱線するほどスピードは出せなかったでしょうし、仮に脱線してマンションにぶつかっても、もう少し犠牲になった方の数は少なかったかもしれません。さすがに、40年以上も前の設計ですからこのまま使うのはどうかと思います。それでも、古いものでもよいところは残して、新しい車両を設計して走らせればよいのではと思いました。

実は、私はこの113系をひいきにしています。私がまだ物心のつく前、母の自転車に乗せられて踏切の近くで飽きるまでこの車両を見ていたそうです。もう帰ろうと言ってもイヤだと言って聞かず、いつも1時間近くこの電車を見ていたそうです。私はこの車両、この色が電車の中で一番好きです。生まれ故郷の湘南からこの車両がなくなるのはとても寂しいです。

全国の車両(113系近郊型電車)