無敗の三冠馬誕生!

デビュー以来無敗のスーパーホースであるディープインパクト菊花賞を勝ちました。これで7戦7勝となり、史上六頭目三冠馬としてその名を刻みました。デビュー以来無敗の三冠達成は、シンボリルドルフ以来二頭目です。菊花賞京都競馬場で行なわれ、距離は3,000mです。競馬場を2周してゴールとなるのですが、その1周目はとても不安を思わせる走り方をしていました。珍しくスタート時に遅れずうまくスタートできたので、今までと違って後方待機の位置ではなく、ちょうど中段あたりで道中を進みました。途中他馬に囲まれたからか理由はわかりませんが、折り合いがつかずとても心配しました。折り合いがつかないとスタミナを奪われ、最後はバテてしまうことがあります。しかし、武豊騎手がなんとかなだめることに成功して、2周目のバックストレッチではいつもの安定した走りに戻っていました。そして、最後の直線は武豊騎手がうまく外に持ち出して、粘るアドマイヤジャパンを差してゴールしました。近年の競馬界でこんなにうれしいことはありません。百戦錬磨の武豊騎手も終わった後のインタビューでは本当にホッとした表情を浮かべていました。この先の予定はまだ終わったばかりでなんとも言えませんが、年末の有馬記念に出走するかもしれません。底知れない実力をまだまだ見せつけてほしいと思います。