iPod 第4世代 修理メモ HDD編

aestiva2008-12-06

私は2004年にiPodを買いました。この頃のiPodは第4世代と呼ばれ、まだモノクロで動画は見られません。しかしながらHDDは40GBもあり、音楽だけで十分な私には今でもぴったりなもので、気に入って使っていました。一度HDDが壊れましたがチェックディスクを行うことにより復活しました。今回は完全にHDDが壊れてしまい、HDDの交換をDIYで自分で試みることにしました。色々調べたところ、第4世代iPodにあうHDDはもう生産しておらず、在庫のみのようです。しかしながら売っている店を見つけました。東芝の1.8インチIDE、型番:MK6006GAHを選びました。このHDDはなんと60GBなんです。修理をしつつパワーアップをするという欲張りに挑戦しました。
iPodを正面にみて右側面の矢印中央部からこじ開けます。治具も売っているようですが、今回は千枚通しとマイナスドライバーを使って開けました。
金属のふたと、本体部とはフラットケーブルで接続されています。金属のふた側には音声出力信号、リモコンやマイク等のインターフェース、HOLDスイッチなどの基板がついていますので、慎重に開きます。バッテリーから電源を供給しないようにするため、矢印のコネクタを外します。写真ではiPodのコネクタが接続されていますが、これも外しておきます。残留電力もGNDに流します。
HDDと本体基板とを接続しているフラットケーブルを慎重に外します。HDDについているスポンジをカッターできれいに外し、白いABS樹脂と青いシリコンを外します。新しいHDDにスポンジ、シリコン、ABS樹脂を同じようにつけて、フラットケーブルを同じように接続します。このとき、まだふたを閉めてはいけません。
PCに接続して、PCを再起動、iTunesからのiPodの修復などが終えると、写真のように60GB分の容量として復活しました。これを確認してからふたを元通りに閉めます。大好きな第4世代iPodがパワーアップして復活しました。
私は車でiPodを使うため、今回バッテリーは替えませんでした。バッテリーはHDDを外した後、本体側の基板付近についており、比較的容易に交換することができます。私にとっては簡単な作業で、約15分ほどで終えることが出来ました。しかしながら、これで正規のサポートは受けられなくなります。また、私が行った通りに作業しても復活しない恐れがありますので、あくまで自己責任で行ってください。当方では一切責任は負いません。作業に自信のない方はアップルの正規サポートをおすすめいたします。