志ば多 新長田

aestiva2011-06-24

神戸・新長田は阪神大震災から見事に復興して、さらに、街おこしを積極的に行っています。漫画家の横山光輝さんの出生地であることから、商店街では鉄人28号三国志で人を呼んでいます。そんな長田は神戸の下町であり、庶民の口に合う食べ物が多くあります。牛すじ肉とこんにゃくを甘辛く煮込んだぼっかけや、麺が入ったお好み焼きのモダン焼きは長田が元祖のようです。今回はモダン焼きの元祖と言われている店に行ってきました。志ば多は60年以上前から街の人に愛されているお好み焼き店です。店員さんが焼いてくれたお好み焼きは食べられる状態になってから運んできてくれます。
それに自分でソースや青のりなどをかけて仕上げます。地元の人はコテだけで食べていましたが、観光客である私たちには口がやけどしてしまって無理でした。
どのお好み焼きやモダン焼きも外はカリっ、中はほどよくとろみがあってたまらない食感でした。同じソースを使っているのにもかかわらず、具材の味を生かす焼き方で、すべてがおいしかったです。
ぼっかけが入ったモダン焼きはこんにゃくがジューシーで、レバー入りのお好み焼きは斬新でした。ちゃんぽんと呼ばれるものは海鮮と肉がいろいろ入っておりお得感があり、ねぎたっぷりのお好み焼きはねぎの甘さが引きだつ味でした。
最初に街おこしの話をしましたが、長田はお好み焼きでも街おこしをしているようです。日本三大お好み焼として、大阪焼、広島焼、そして神戸長田焼という街おこしです。この美味さをみなさんが知ったら、B-1グランプリでも圧勝するに違いない、そう思える味でした。


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